2022.10.03

活用事例

患者の受診アクセス向上に効果的な、リッチメニュー設定事例のご紹介

患者に情報を届けるためには、「患者がよく見る項目」や「積極的に伝えたい内容」が集約されたプラットフォームの用意が重要です。

例えばホームページが挙げられますが、定期的に来院する患者は改めてホームページを見ない傾向があります。LINE公式アカウントは、このようなホームページの弱みを補完します。

LINE公式アカウント上に自院情報を集約できるため、患者は「検索→ホームページにアクセス」という手順を踏まず、LINEの操作のみで欲しい情報に辿りつきやすくなります。

このように、情報を集約して患者に届けやすくする機能がLINE公式アカウントの「リッチメニュー」です。そこで今回は、設定すると効果的なリッチメニューの事例を目的別にご紹介します。

LINE公式アカウントのリッチメニューとは

LINE公式アカウントにはリッチメニュー機能があります。この機能を活用することで、患者が受診時に必要な情報を一箇所に集約し、受診アクセス向上につなげることができます。

例えば診療時間や地図情報を設置したり、検査・治療内容をお知らせしたりすることで、患者は来院前の疑問をLINEアカウント上で解消することができます。

さらに、院長先生のブログやSNSへのリンクなどを設置すれば、自院への親近感を持ってもらう活用ができます。

なお、設定されたリッチメニューを患者がタップすると、LINEは主に2つの動作をします。

1つ目がトーク画面内に自動メッセージを表示すること、2つ目が外部リンクに遷移することです。これらを組み合わせ、効果的な情報伝達を行います。

リッチメニューの設定事例

本章では具体的に、基本となるメニュー項目に加え、3つの目的別に設定すると効果的なリッチメニューの事例をご紹介します。

基本情報を伝えるメニュー

リッチメニューの基本的な目的は、患者の受診アクセスを向上させることにあります。
患者が受診前によく見る項目を抜け漏れなく設置するため、以下の項目を標準メニューとしておすすめします。

  • 診療案内
    WEB予約やWEB問診のご案内、発熱のある方へのお願い、診察時にお持ちいただくものなど、基本情報を設置します。ホームページへのリンクや、受付電話への発信ボタンを設置することも可能です。
  • 来院予約
    予約システムを導入されている場合は予約画面へのリンク、ホームページ上での予約案内に遷移させたい場合はホームページのリンクを設置します。
  • 診療時間
    曜日ごとの診療時間を案内します。HPだけでなくLINE上でも案内を行うことで、患者は受診前に欲しい診療時間情報を手軽に確認できます。
  • お知らせ
    急な休診や診療時間変更、ワクチンに関する情報など、リアルタイムでお知らせしたい情報を集約します。ホームページで情報を更新されている場合は、ホームページのお知らせ欄へのリンクを設定可能です。

自院の特色を出すメニュー

ここでは3つの目的別に、設定するとさらに効果的なメニュー事例をご紹介します。

目的① 患者に親近感を感じてもらう

患者にもっと自院への愛着を持ってもらう情報を発信する、または患者からクリニックへの意見をもらうなど、患者との関係性を強めたい場合は以下の項目を設置することがおすすめです。

  • 院長のブログやSNS等へのリンク
    院長・スタッフの人柄や思いなどを記したブログやSNSを紹介することで、患者は自院への愛着を持ち、困りごとを相談しやすくなります。
  • アンケートのリンク
    「待ち時間はあったか」「診察に満足したか」といった項目を設置したアンケートをおくことで、患者の生の声を収集することができます。

目的② 検査・治療を紹介

自院が注力する検査や治療内容を患者にもっと知らせたい場合、以下のメニュー設定を行います。情報が患者の目に触れることで、隠れたニーズを引き出すことにもつながります。

  • 検査の紹介
    料金やメニュー、事前診察や検査当日の流れなどの基本事項に加え、自院の取り組みや設備の案内を行うことができます。
  • 自費診療の紹介
    上記の検査紹介と同様、基本事項や自院の取り組み等を案内します。診療内容の理解を助け、予約までのハードルを下げることにつながります。
  • 物販の紹介
    美容化粧品や健康食品など、自院が勧める商品のお知らせができます。

目的③ 自宅でのセルフケアをサポート

診察後の患者の生活をサポートするため、セルフケアの情報発信ツールとしてご活用いただくこともできます。主にスマートフォンユーザーへの発信であることを活かし、動画や画像などでの解説を織り交ぜることも効果的です。

  • 生活習慣病の慢性疾患患者向け
    生活習慣の改善や自己管理を促すため、自院の関連記事や公的機関のメディアへのリンクを設置します。
    例:厚生労働省「スマートライフプロジェクト」
    https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/
  • 小児科の事例
    緊急時や夜間の対応にも保護者が安心して対応できるよう、子ども医療電話相談事業(♯8000)や小児かかりつけ医診療料制度に関する情報を設置します。
  • 整形外科のリハビリ動画事例
    症状ごとのリハビリ動画へのリンクを設置することで、患者は自宅でのリハビリをより正しい方法で行うことができます。

今回はLINE公式アカウントのリッチメニューに着目し、目的別におすすめするメニューの設定事例をご紹介しました。

受診前に知らせたい基本情報の他、自院への愛着を持ってもらったり、自宅でのセルフケアを手助けしたりなど、さまざまな方法でご活用いただくことが可能です。

LINE公式アカウントの導入をご検討の医療機関様はもちろん、アカウントはすでにお持ちでもうまく活用できていない医療機関様もお気軽にご相談ください。
弊社サービスをご活用いただいている医療機関様の事例をご紹介しながら、貴院のお悩み・課題に合わせた運用方法をご提案させていただきます。

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