2023.08.17

活用事例

クリニックの会計待ち時間をゼロに
 自由診療でのSymviewスマート決済機能の活用

保険診療を中心にしながら、自由診療も取り入れるクリニックが増えてきました。

コロナ禍の患者数減少から、自由診療を医院経営の柱の一つにしたいとお考えの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、短時間で終わる自由診療でも、保険診療と同様に待ち時間が発生してしまうことが課題になっています。

例えばビタミン注射など施術は短時間で終わるにも関わらず、待ち時間が長くなってしまうと、患者にとっては不満を感じる要因になります。

自由診療の患者を増やしてしていくためには、なるべく院内の滞在時間を短くして利便性を上げることが大切です。

今回は、シムビューのスマート決済機能を使い、会計までの待ち時間を最小限にする方法をご紹介します。

自由診療メニューでの長い待ち時間はストレスに

保険診療、自由診療に関わらず、なるべく院内の滞在時間を短くしたいというのが患者の本音です。

特に保険診療より高額になることが多い自由診療では、患者側も医療を受けるというよりも、サービスを受けるという意識が強くなるため、クリニックの対応に対する評価もシビアになる傾向があります。

自由診療の患者数を安定的に増やしていくためには、待ち時間対策は必須だと言えます。

ご存知の通り、待ち時間には、診察(施術)までの待ち時間と、診察後会計までの待ち時間の2つがあります。

待ち時間の削減には、この2つの待ち時間をそれぞれ短縮する必要があります。

前者の診察までの待ち時間は、予約やWEB問診等のシステムが普及し、対策を取っているクリニックも多いかと思います。

一方で、後者の会計までの待ち時間対策を意識しているクリニックはそれほど多くなく、診察前の待ち時間を削減できても、診察後会計までの待ち時間が長くなってしまっているケースがあります。

今回は、診察後の会計までの待ち時間対策をご提案します。

決済サービスの導入が会計までの待ち時間対策に

会計までに処方箋や診療明細書の発行が必要になる保険診療では、その準備に時間がかかるため、待ち時間が長くなる傾向があります。

一方、自由診療ではそれらは不要なので、会計までに時間はかからないはずですが、保険診療と自由診療の両方に対応しているクリニックでは、双方の患者が入り乱れることで、総じて会計までの待ち時間が長くなることが考えられます。

そこで、自由診療の患者には、受付以外で支払いできる仕組みがあれば、会計の待ち時間がなくなり、診察後すぐに帰ることができます。

受付以外での支払いを実現する方法として、決済サービスの導入が挙げられます。

各決済サービスにより対応している方法は異なりますが、主に以下のような決済方法があります。

  • QRコード決済
    患者が医療機関のQRコードを決済アプリで読み込み、金額を入力して支払う方法です。
    オンライン診療中にQRコードを提示し患者に決済してもらう、またはQRコードのスクリーンショットを決済アプリで読み込んでもらい、決済を完了します。
  • 即時決済
    患者が、来院前に医療機関のシステムにカード情報を登録し、来院後にカード決済がされる方法です。
    最近では予約から決済まで可能なアプリ型のサービスが利用されています。
  • メールリンク型決済
    来院後、医療機関がメールで決済用リンクを送付し、患者が決済ページよりオンライン決済をする方法です。
    患者のメールアドレスを取得する点が利用の課題になりやすいようです。

受付以外で支払いができる決済サービスが利用できれば、会計までの待ち時間が削減され、ストレス軽減につながります。

短時間で受診が可能とわかれば、働く世代の患者も利用しやすくなります。

ただし、決済サービスでは、事前にカード情報の登録や患者のメールアドレスの取得が課題になりやすいと言われています。

WEB問診シムビューの「スマート決済」機能であれば、問診入力の流れでメールアドレスの取得やカード情報の登録をしてもらうことができます。

WEB問診Symviewのスマート決済の活用方法

WEB問診シムビューに搭載されたスマート決済※は、クレジットカード決済ができる機能で、即時決済と手動決済(前述のメールリンク型決済)の2通りの決済方法を使い分けることができます。

WEB問診を入力する流れで決済方法の希望を確認し、オンライン決済を希望する患者には事前にクレジットカード情報を入力してもらうことが可能です。

これにより、診察終了後に医療機関が操作をすることで料金をカードから引き落とすことができ、支払いが完了します。(即時決済)

患者にはメールで料金をお知らせします。

これらの一連をすべてシムビューの管理画面で完結することができます。

※スマート決済はWEB問診シムビューのオプション機能です。ご利用には別途費用がかかります。

シムビュースマート決済の使い方

自由診療の患者の、シムビュースマート決済の利用の流れをご紹介します。

【医療機関の運用フロー】

1. 事前のWEB問診内で決済方法の希望を質問 
WEB問診上で対象患者へスマート決済について案内し、決済方法の希望を質問します。

2. カード情報の登録 
患者が「オンライン決済」を希望した場合に、クレジットカード情報入力画面に遷移し、情報登録をしてもらいます。

3. 診察後の決済、メール通知
診療後、管理画面上で医療者が金額を入力し、決済を行います。同時に患者に決済完了のメールが送信されます。

【患者の受診フロー】

1. 予約
ホームページのWEB予約システムなどから事前に予約をします。
予約後にWEB問診へ遷移するリンクを表示することが一般的です。

2. WEB問診入力・カード情報登録
患者は来院前にWEB問診から受診に必要な情報の回答を行います。
問診の中で、スマート決済の希望を確認した上でクレジットカードの登録に進みます。

クレジットカード番号事前登録用の質問→GMOのクレジットカード登録画面へ遷移し登録→サイトに戻るボタンでSymviewに戻る→確認後、支払い先の変更も可能→閉じるボタンを押すとWEB問診回答に戻る

3. 受診
実際に来院し診療を受けます。
ここでは、事前にWEB問診で患者の要望や相談内容を把握しておけるので、診察の待ち時間削減も見込めます。

4. 会計をせずに帰宅
院内で会計をせずに帰宅することができます。
医療機関で決済操作をしたタイミングで、引き落としの金額についてはメールで案内されます。

なお、事前のWEB問診ではクレジットカード情報を登録しなかった患者でも、受診当日にスマート決済を希望する患者には手動決済の方法で対応することができます。

診察後、医療機関がメールで支払用のリンクを送ります。

患者はそのリンクから料金を確認し、クレジットカード情報の登録、決済をすることができます。

今回は自由診療の患者の待ち時間対策として、シムビューのスマート決済機能を活用し、会計までの待ち時間をなくす方法をご紹介しました。

医療機関では、複数のシステムを導入することで受付の業務が煩雑になってしまうこともありますが、シムビューのスマート決済機能であれば、WEB問診と合わせて1つのシステムで完結します。

別途決済サービスを導入をする必要がなく、医療者にとってもわかりやすい運用が可能です。

保険診療を中心に行いながら、自由診療の集患にも取り組んでいきたいとお考えのクリニック様はぜひお気軽にご相談ください。

貴院と貴院に来院する患者、双方にとって最適な使い方をご提案させていただきます。

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