2023.10.06

活用事例

オンライン診療のメリットと利用促進方法
 WEB問診Symviewでオンライン診療をもっと便利に

新型コロナの流行後、院内感染対策としてオンライン診療が注目されました。

さらに、オンライン診療に関する制度改正も行われたことで、これからオンライン診療は新たな医療のかたちとして定着していくと考えられます。

弊社の実施したアンケート調査では、オンライン診療の利用経験のある生活者はまだ多くないものの、利用したいと考えている生活者が一定数いることがわかりました。

今回は、オンライン診療のアンケート調査の結果と、そこから考えられる利用率向上のメリット、そして効果的にオンライン診療の利用率を上げる方法をご紹介します。

オンライン診療の調査結果

まず、弊社が実施したアンケート調査の結果をご紹介します。

本アンケートは、生活者に対して医療機関の受診に関する意識調査を行ったもので、オンライン診療についても利用状況を聞き取りました。

『医療および、 医療機関受診に関する生活者の意識・行動に関するアンケート調査』

調査期間:2023年4月22日〜23日
対象:20歳以上の男女
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1218名

まず「オンライン診療を利用したことがありますか」という質問に対し、「オンライン診療を利用したことがない」と答えた人は全体の約70%でした。

しかし、その中でも「利用してみたい」と考えている生活者が一定数いることがわかりました。

「利用したい理由、利用したときに便利に感じた理由」については、以下の結果が出ています。

このように、利用してみたい患者はオンライン診療に一定のメリットを感じており、潜在的なニーズがあると言えます。

オンライン診療の利用率が上がると医療者・生活者双方に恩恵

オンライン診療の利用率が上がると、生活者が感じるメリットのほか、医療者にもメリットがあります。

① 自身のスマートフォンやパソコンで診察ができる / 好きな場所で受診できる

  • 生活者:通院や待ち時間の負担軽減
    好きな場所で受診できるため通院する必要がなく、院内の待合室で長時間待つ必要もありません。
  • 医療者:患者の生活環境を把握できる
    患者の自宅の様子が確認できることでより的確なアドバイスが可能です。

② 院内感染・二次感染の心配がない

  • 生活者:感染症の時期でも医療にアクセスできる
    感染症が気になり受診控えをしがちな時期も気にせず診察を受けることができます。
  • 医療者:院内クラスターを避けられる
    医師やスタッフが感染してしまったり、患者同士の感染を防ぎ健全に運営できます。

③ 医師以外の受付や他の患者と顔を合わせなくてよい

  • 生活者:デリケートな診療でもプライバシーが守られる
    婦人科や泌尿器、精神科などできるだけ人を避けたい内容でも医師と対面するのみで受診ができます。
  • 医療者:受付や案内などスタッフの工数が削減できる
    院内での受付や、順番が来た際の呼び出しなどが必要なく医師がオンライン診療にアクセスするだけで診察を進められます。

生活者・医療者双方にメリットがあるオンライン診療の利用率を上げるためにはどうすればよいのでしょうか。

オンライン診療の利用率を上げるために効果的な方法

オンライン診療の利用率を上げるための具体的な方法をご紹介します。

  • 患者への周知
    まずは患者にオンライン診療について周知をします。
    初診患者にはホームページ、既存患者にはLINEや院内掲示などを用いて、オンライン診療の対象となる疾患や利用方法を案内し、患者に関心を持ってもらいます。
  • 動線設計
    患者への周知をしたうえで、利用したいと思った患者がスムーズにオンライン診療を利用できる動線設計をしておくことも効果的です。
    例として、以下のようにホームページ、WEB問診、予約システムを組み合わせて設計します。
  1.  ホームページにWEB問診へのリンクを掲載する
  2.  WEB問診回答後、予約へ遷移し対面予約/オンライン診療予約を選んでもらう
  3.  オンライン診療予約から予約を取った患者にオンライン診療を実施

このように、WEB問診が動線の中でも重要な役割を果たしています。

レイヤードのWEB問診シムビューでは、オンライン診療の利用希望者にのみ適切に案内する条件設定ができます。

問診の質問に、オンライン診療の対象となる条件を事前に設定しておくことで、その条件に合致した患者に対してのみ「オンライン診療を利用されますか」と案内を表示できます。

例えば、初診で熱が37.5℃以上、再診で前回と同じ薬を処方希望の患者といった条件です。

患者は、オンライン診療の選択肢を提示してもらえることで、外来/オンライン診療の都合のよい方法を選択することができ利便性が向上します。

このように、WEB問診シムビューを活用することでオンライン診療への動線がわかりやすくなり、利用率を上げることができます。

WEB問診Symviewでオンライン診療をより効率化

WEB問診Symviewは、動線を作り利用率を向上させるだけではなく、効率よくオンライン診療を実施することにも寄与します。

  • 診察効率の向上
    オンライン診療では、事前の紙問診が取得できないことで診察効率が落ちやすい傾向があります。
    WEB問診シムビューで詳細な事前問診を取得することで、医療者にとっては診察効率が上がり、患者にとっては短い診察時間の中でも伝え漏れを防ぐことにつながります。視覚以外の情報が少ないオンライン診療においては重要な役割を果たします。
  • 一気通貫で完結
    医療者にとっては、外来診療・オンライン診療どちらも同じシステムを利用するため、コストが抑えられ、診察中に確認する画面も一つで済みます。患者にとっては、WEB問診内でカード情報の登録ができ、決済までオンラインで完結することができるため利便性が高いです。

今回は、WEB問診シムビューを活用し、オンライン診療利用率を高める動線設計をし、さらに便利に活用する方法をご紹介しました。

WEB問診シムビューを活用すれば、オンライン診療に適合する患者は、オンライン/対面診療どちらか都合の良い受診方法を選択することができ、医療アクセスが向上します。

また、医療者は、詳細な事前問診を取得することで診察効率の向上につながり、医療者・生活者双方にとってメリットがあります。

オンライン診療の利用率を上げるため、利用してみたい患者にどのように案内し、動線設計すればよいか悩まれている医療機関様はお気軽にお問い合わせください。

貴院に合った活用方法をご提案させていただきます。

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