2023.07.06

ユーザの声

Symview連携のE-コンサルで得られた、医局にいるような安心感

茨城県つくば市

B-Leafメディカル内科・リハビリテーションクリニック


ご利用サービス
診療科目

つくば市にある、内科とリハビリテーション科を標榜するB-Leafメディカル内科・リハビリテーションクリニックは、内科の幅広い診療に加え、継続する機会が得られにくい生活期のリハを行えるクリニックです。高齢者だけでなく働く世代にとってもアクセスしやすいよう、2022年の開業当初からデジタルツールを取り入れており、その一環でシムビューも導入していただきました。

今回はシムビューが連携するオンライン専門医相談サービス『E-コンサル』をご利用していただきましたので、その感想を伺いました。

医療が行き届いていない患者さんが受診しやすいクリニックを目指しSymviewを導入

Symviewを導入した経緯を教えてください。

当院では、標榜診療科名として「内科」「リハビリテーション科」を掲げています。医療が届いていないすべての人に必要な医療を届けることを目指しています。私自身が総合診療医であるので、「どこに相談していいかわからない」「何か調子が悪い」など、健康に不安や悩みを抱える地域の方がまず何でも相談できる環境をつくっています。

そういった中で、働き手の世代の受診ハードルを下げるためにも患者さんの受診までの動線のDX化して開業しようと考えていました。受診のしやすさを考える上で患者さんの訴えをしっかりと聞き取り、診療をスムーズにできるWEB問診は重要なツールです。

いくつかのメーカーの話を聞きましたが、シムビューは予約システムや電子カルテとの連携によって患者さんやスタッフにとって使いやすく、さらにカスタマイズの自由度が高いため患者さんの訴えをしっかりと聞き取れると判断し採用させてもらいました。

専門分化した医療の中で専門医に相談したい場面は多く、Symviewと連携するE-コンサルに興味

Symviewと連携しているMediiのオンライン専門医相談サービス「E-コンサル」を活用いただいたきっかけを教えてください。

シムビューのサポートは、導入後も定期的にアップデートや活用提案のメールを送ってくれます。

その中で、オンラインで専門医に相談できるE-コンサルにシムビューの画面上からアクセスできるようになったと紹介されておりました。私自身、日々の診療の中で専門医の先生の判断を仰ぎたい場面が日常診療の中で度々あるため、利用してみたいと感じました。

以前から考えていたことですが、日本の医療は専門分化していることに加えフリーアクセスなので、最初の診療から専門家にかかれることが患者にとってはメリットでありデメリットでもあると思ってます。悩んでいる症状がどの診療科が対応するべきか明らかであれば患者さんも苦労しないのですが、どこの診療科に行けばいいか悩ましい症状も多くあります。

そのような時に私のような総合診療医がふるい分けをして、カバーできる範囲は診療し、できない場合には専門医の先生と適切に連携をとっていく形が必要だと考えています。

日本のプライマリーケアを担ってる開業医の先生方は、出身が専門医だったとしても、結局は幅広く診ないといけないことが多く、経験や知見がない症状に出会うこともあります。当院も入口を広くしている分、自分の知識だけではどうにも対応できないこともあり、E-コンサルを通じて気軽に専門医の先生に質問できることは非常に便利だと感じました。

悩ましい症例がスムーズに解決し効果を実感 その後は日々の診療の見落とし防止でもE-コンサル利用

実際にE-コンサルをどんな場面でご利用しましたか?

既に複数回相談しているのですが、初回利用は喘息のコントロールが非常に困難な患者さんに対する生物学的製剤の選択について相談しました。論文やガイドラインを調べても載っておらず、どのように対応すべきか専門医の先生のお力を借りました。

普段だったら知り合いの、そのまた知り合いの医師に聞くなど、非常に遠回りしていたのですが、E-コンサルで、ダイレクトに呼吸器内科専門医の先生に相談でき、速やかに解決できました。

回答の質はいかがでしたか?

回答の速さも、その内容にも非常に満足しています。極端な言い方ですが、相談した直後に返信がきた感覚でした。つい最近発売されたばかりで私が知らなかった最新の薬剤を紹介してくださり、実際にそこから処方できるように準備し、患者さんにも案内ができました。

2例目ではE-コンサルでそのような相談をしましたか?

2回目は初回よりもフランクな感じで質問をしました。ある患者さんに対して、この対応方針で大丈夫だろうと思う中で、見落としがないかどうか、他に考えておくべきことはないかを確認するために相談しました。

医局にいると、こういった相談は雑談ベースで結構できたりするじゃないですか。そういう感じで質問してみたのですが、いただいた回答も「こういうものもありますが、どうですか」といった感じで、そのレスポンスもとても早かったので、本当に医局で繰り広げられるやりとりのような感じでした。

E-コンサルを利用して良かったことを教えてください。

選択肢を明確に提示できたことです。自分にとっても患者さんにとっても、選択肢があることは大きな安心感に繋がると思います。これが駄目でも他の方法があるということを示すことができたのは、お互いにとっての安心材料になりました。

また見落としを防ぐための先の見通しがより鮮明にできたことも良かったです。患者さんに対してもより安心させられるような説明もできましたし、反対に「こうなった時は必ず受診して」という情報もお伝えできました。

初回のコンサル利用では患者さんに対して最新で最適な治療を提案することができましたし、2回目のコンサルでは、私が患者さんに説明する上での自信、そして患者さんに与えられる安心感は確実に大きくなったと思います。どちらの症例もE-コンサルを活用したことで、患者さんにより質の高いアクションができました。

他の先生にE-コンサルを薦めたいと思いますか?

間違いなくお薦めしたいですね。特に開業医の先生には非常に有用なツールだと思います。多くのクリニックの場合、院長先生1人で診療していることが多く、他の先生に気軽に相談できる環境ではありません。E-コンサルを通じて各科の専門医の先生に、ほぼダイレクトで無料で質問ができることは、非常にメリットが大きいのではないでしょうか。

E-コンサルの詳細はこちら

編集後記

小野間先生は内科診療に加え、リハビリテーション科も標榜することで脳卒中後遺症など幅広い患者さんの診療をされています。その中で弊社のシムビューだけでなく、新たに連携を開始したE-コンサルを上手くご活用いただき、診療のお役に立てたことをレイヤード、Mediiの両社、大変嬉しく感じています。

特に、患者さんとのコミュニケーションを支援する弊社としては、コンサルにより選択肢が増えることで医師・患者、両者の安心につながるという点について、シムビューがE-コンサルと連携できることの頼もしさも感じています。

お話を聞く中で、開業医の先生にはなかなか相談する機会がなく、そのハードルも高いことがわかりました。これからも両社で開業医の先生方が診療しやすい環境を整えていけるよう、より使いやすいサービスとしてアップデートしていければと考えております。

※本ページに掲載している情報はすべて取材当時のものです。変更等が発生している場合がございますので最新情報はご確認ください。

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