2019.01.22

ユーザの声

タブレット問診からWEB問診に切替え
  情報の優先順位と取捨選択が大切

東京都西東京市

医療法人社団仁明会 安部医院


ご利用サービス
診療科目

弊社のサイネージのユーザでもある西東京市の安部医院様。安部医院ではもともと他社製のタブレット問診を導入し、ご利用されていましたが、弊社からWEB問診をリリースした旨をお話させていただいたところ、興味を持っていただき、従来のタブレット問診から切り替えてご利用いただいております。利用開始から約2ヶ月ほどが経ち、タブレット問診と比較した良さなどお話しいただきました。

予約システムとの連携が便利

Symviewを導入いただいて2ヶ月ほど経ちましたが、いかがですか?

Symviewを2ヶ月使っている中でも随時アップデートしているのがわかるので、日に日に良くなっていると感じています。導入当初は、まずは今までのタブレット問診の切り替えとして窓口にいらっしゃる患者さんのみを対象に利用していましたが、予約システムと連携してからは、事前に問診を入れてから来院いただく患者さんも非常に多いですし、事前に問診を入れてもらえると受付も非常に楽なのでそこは大きく変わりましたね。

▲WEB問診の入力経路。予約システム経由が77%、院外(ホームページから直接)が8.6%と約85%の方が院外から問診を入力して来院している。ちなみに、問診入力数は日に100件近くにも及ぶ(Symview分析機能よりグラフ抽出)

主訴から深掘りできるメリット

今まで利用されていたタブレット問診と比較してどこが違いますか?

今まで使っていたタブレット問診は質問項目は決まりきったものでした。その点、Symviewは質問項目も多岐に渡りますし、カスタマイズも可能なので自院に適した問診にしていくことができます。あと、今まで使っていたタブレット問診で一番の欠点だと感じていたのが、症状がすべて並列になってしまうということです。これだと何が重要なのかわからず、診察室で結局聞き直さないといけないということが発生していました。この点を改善できたのがWEB問診に変更した最大のメリットだと感じています。Symviewは「一番重要な主訴」、続いて「付随する症状(随伴症状)」というように、階層構造で整理してくれるので、主訴から深掘りして聞くことができるというのが大きく違います。

患者の掘り起こしに問診を活用

先生のところでは、標準の問診にオリジナルな質問も入れています。そのあたりの狙いと効果もおしえてもらえますか?

狙いはまさに患者さんの掘り起こしです。当院ではまずは、睡眠時無呼吸症候群と、舌下免疫療法に絞って質問を入れています。

 

既存の患者さんに対して、本人も気づかないようなことを何か啓発できないかと考えました。問診にこれらの項目を入れて、この質問に対して「いる」と回答した方には、忙しくなければ少しお話をしたり、当院で作った冊子をお渡ししたりしています。更には今年は待合室のサイネージにも当院オリジナルの睡眠時無呼吸に関する動画を放映しようと準備を始めています。

睡眠時無呼吸症候群なんかは、当人よりも奥さんに伝えることで奥さんがが気づいて、ご主人に受診を勧めてくれる。そういうきっかけで実際に来院してもらえる患者さんがいますから、相当効果があると感じています。

導入に関してハードルはありましたか?

まだ導入して2ヶ月なのでスタッフも完全に使いこなせているとは言えませんが、徐々に慣れていくと思っています。当院は結構いろんなものをどんどん導入していくので、スタッフも新しいものへの抵抗感は少ない方だと思いますが、それでも消極的な人もいます。本人たちが納得感を持つことが大切だと思うので、スタッフが読むような事例集やケース集なんかがあると良いのかもしれません。

 

膨大な情報から必要な情報を抽出できること

将来的にWEB問診に期待することは?

まだそんなにネットやデジタル機器に詳しくない人はいますけど、ここ5年くらいで年配の方でもスマホを使うことが当たり前になってきて、将来的な人口比率で言ったら減る可能性は無いので、こちらの方向に進むことは間違いは無いですね。
利用する医療機関側にとって大切なのは、電子カルテとの連動の部分だと思っています。Symviewは患者の問診内容をカルテ記載テキストとして自動変換してくれていますが、この部分が将来的にもっと進化すると素晴らしいなと思っています。期待しているのは「膨大な情報の中からの取捨選択」です。患者さんはいろんなことを言いますけど、どの部分を拾い上げて整理するか、ポイントは「短く・簡潔に・かつ取りこぼしがないこと」だと思っています。文章が長いとどこにフォーカスしたらよいかが見えにくくなります。なるべく多方面から取りこぼしをなくすために質問を行うようなWEB問診の仕組み上ある程度避けて通れない部分はあると思います。でもそのような情報の中から、この部分は重要、この部分はカルテに記載する必要がない、この部分は優先順位が低い、というところまで判断できるようになるとすごくいいなと思います。そういうことが精度高くできるようになると本当に素晴らしい、無くてはならないシステムになると思います。期待しています。

編集後記

安部医院はもともと弊社のデジタルサイネージ(待合室での患者向け医療映像配信)のユーザでしたが、問診システムに興味を持って頂き、「耳鼻科での問診システムの活用」について大変ご協力いただきました。予約システムと連携してからは、日に100件も問診が入るほど患者様にも浸透しています。耳鼻科は他の診療科と比べても診察効率を求められ、患者さんの年齢層も比較的若い患者が多い診療科目なので、WEB問診には最適な科目のひとつだと感じています。

※本ページに掲載している情報はすべて取材当時のものです。変更等が発生している場合がございますので最新情報はご確認ください。

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