2019.12.29

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婦人科におけるWEB問診の活用と有用性

東京都北区

赤羽駅前女性クリニック


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赤羽駅から徒歩1分の好立地にある赤羽駅前女性クリニック。
2019年3月に開業して、開業当初からWEB問診を導入いただきました。駅チカで、スタッフ全員が女性、かつ完全予約制と、女性にとって利用しやすいクリニックを目指して徹底した設計がされています。狙い通り開院前から予約も順調に埋まり、わずか開院3ヶ月であっという間に人気クリニックに。
小児科や耳鼻科では多く利用されるようになってきたWEB問診ですが、婦人科でのWEB問診利用の状況や効果など、院長の深沢先生にお伺いしました。

婦人科の症状はプライバシーが大切

先生は開院当初からWEB問診をご検討されていましたが、その理由を教えてもらえますか?

婦人科の問診は、できれば人に聞かれたくない内容も多く含んでいます。ですので、記入した問診票をスタッフに渡すことに抵抗を感じる方もいらっしゃいますし、ましてや、待合室で他の患者さんに聞かれる可能性のある環境で、スタッフからいろいろと質問されることも嫌がられたりします。一方で、婦人科領域は、診断や治療のためには患者さんからお聞きしなくてはいけないことも多いので、どうしても診察室で聞かないといけないことが増えてしまいます。患者さんのプライバシーを確保した上で、診察前に必要な問診を取れるような仕組みとして、患者さんに予めご自宅で問診を入力してもらえるような方法が理想的だと考えてWEB問診を探していました。

婦人科に特化した問診と複雑な設定も可能なところが決め手

いくつかのシステムの中でSymviewの決め手は?

タブレット問診も含め、いくつかの問診システムを検討しましたが、どうしても他のシステムは内科中心に作られていたりして、婦人科のことを考えたシステム、というわけではありませんでした。そんな中、Symviewは、婦人科専門の問診を用意してくれたこと、カスタマイズなども柔軟に対応してくれたことが決め手でした。
また、Symviewは質問の条件設定などを柔軟に設定できるので、必要のない人に余計な質問を聞かなくて良い、という点も婦人科として重要な機能だと感じました(閉経している人には最終月経を聞かない、など)。
デザインもスッキリしていたので患者さんにとっても答える負担が少ないかなと感じたこともポイントです。

WEB問診でカルテ記載もスムーズに。患者からも概ね好評

実際に導入してみてどうですか?

WEB問診で記入された内容は、受付でカルテに転記してもらっているので、診察室で患者さんのカルテを開いたときには、問診内容がカルテに記載されている状態から診察をスタートできます。WEB問診は紙問診と比べて聞く項目が多いので、最初はカルテ表記に慣れるのに少し苦労しました。たまに質問の回答を見逃してしまうこともあったのですが、今はだいぶ慣れてどこを見れば何が書いてあるか把握できるようになったので、確認する時間もかからなくなりました。
特に、主訴の部分についてカルテを書くのは圧倒的に楽になりましたね。診察室では主訴に絡む部分を中心にお話を聞いてカルテに書きますが、それ以外の気になることや確認事項などはすでに記載があって確認するだけで良いのでその点は非常に助かってます。

患者さんのWEB問診の入力はいかがですか?

入力が面倒というような声はあまり聞かないです。しっかり書いていただける方も結構いらっしゃいますし、紙で書くよりこっちのほうが楽という人も増えてきましたね。特に若い人たちは。
また、高齢の方でこのようなツールが苦手な方は無理せず紙で書いてもらっているので、無理強いせず利用できる範囲で利用いただいているのが良かったと思います。

▲シックで落ち着いた雰囲気の待合室

婦人科ならではの運用のポイント

婦人科の場合、最終月経や妊娠経験の有無など、確認しなければいけない項目も多いのですが、無条件にすべての質問を並べてしまうと膨大な量の問診になってしまいます。
Symviewでは質問に対して細かい条件設定をすることで、「必要な人に最小限の質問ができる」設計となっています。
また、婦人科領域では、ピル処方外来や更年期障害の再診が多いので、例えばピル専用外来の方向けの再診・問診なども別途用意しております。

導入当初はどうしても院外からの問診入力の方の割合は少なかったのですが、徐々に来院前に問診入力いただく方も増えてきて、半年近く経った現在は、約半数は院外からご入力いただいています。来院前に問診入力いただける割合を増やすために、受付スタッフから会計時でのお声がけなども行っていただいており、そのような運用での工夫も重要だと感じています。
赤羽駅前女性クリニック様でも、運用しながら気になる点を随時ご指摘していただいており、一緒にベストな運用方法を模索しながら組み上げていくことが出来ていると感じております。

編集後記

婦人科領域は、「どういった人にどの質問をしたいのか」という点が他の診療科目と比べても少し複雑で、先生のイメージに近づけるために日々ご指摘をいただきながらちょっとずつ近づけていっております。まだまだ完全に出来たというわけではなく、先生にご迷惑をおかけすることも多いですが、先生に教えていただきながら少しずつ理想のイメージに近づけていければと考えています。
問診内容が非常にセンシティブな内容が多く含まれるので、「自分の端末で、誰にも見られずに入力できること」は患者にとっても大きなメリットで、WEB問診が合いやすい診療科目の一つだと考えております。今後婦人科での利用医療機関が増えることで更に婦人科に特化した内容や機能のバージョンアップをしていけると良いなと考えています。

※本ページに掲載している情報はすべて取材当時のものです。変更等が発生している場合がございますので最新情報はご確認ください。

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