2019.08.28

ユーザの声

WEB問診が患者が伝えたいことを伝えられる場に
 診察室での対話の質も上がったと実感

千葉県習志野市

奏の杜さとう小児科


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奏の杜(かなでのもり)は、2014年頃、千葉県の津田沼駅近くに再開発された新しい街です。
若いファミリー層も多い奏の杜で、街の再開発とちょうど同時期に開業された「奏の杜 さとう小児科」様。
WEB問診導入によりどんな効果があったのか、院長の佐藤先生に伺いました。

8割の患者が利用。患者の伝えたいことを事前に伝えられる仕組み

WEB問診を導入して3ヶ月経ちました。利用状況はいかがですか?

8割の患者さんにはWEB問診を入力いただけています。当院では、予約システムと連携して、順番予約をした患者さんがそのままWEB問診を入力してから来院してくれることが多いです。もともとこのあたりは若い方も多いですし、皆さん、このような新しいツールにも抵抗なく利用してもらえるだろうなという感覚はありましたが、その狙い通りでしたね。

WEB問診を導入して一番良かったと感じることはなんですか?

一番良かったのは、患者さんが伝えたいと思うことを事前に入力できるというところです。
今までは来院してからその場で紙に書いてもらって、それを看護師が確認しながら追加で質問をして、カルテに内容を記入して、というようなやり方をしていました。でも、そのやり方だと患者さんも焦ってしまったり、整理できずに記入が漏れてしまっていること、看護師に聞かれても伝えきれていない、うまく説明できない部分もあったと思います。自宅で落ち着いてWEB問診に入れてもらうようになって、記入漏れ・伝え漏れというのが多少なりとも減らせたんじゃないかなという実感があります。

医師の業務量は変わらない。それでも導入してよかった

WEB問診を導入して先生の業務量はなにか変わりましたか?

私は患者さんのお話を聞いて、自分の言葉でカルテを書く、ということがそんなに苦ではないタイプですし、WEB問診を導入しても、内容を確認しながら気になることを聞いてカルテに書いていく、という点では、あまり大きな変化はありません。
ただ、紙の内容や追加で質問した内容をカルテに書くという今まで看護師がやってくれていた作業は、WEB問診を導入したことで省略できる部分も大きく、大幅に楽になったと思います。
業務量の変化というよりは、やはり患者さんが事前に問診を入力できる形を提供できるようになったという点を一番の価値として感じています。総合的に考えると導入して良かったなと思いますね。

WEB問診導入で患者との対話が減るのではなく、対話の質が上がる

WEB問診の導入で「患者さんとの対話が減るのでは?」という点を懸念される医療機関もいらっしゃいますが、実際はいかがですか?

WEB問診を導入したからと言って対面でのコミュニケーションが省略されるわけではありません。そこは従来と何も変わりません。WEB問診を細かく入力してくれた方の問診内容には、それだけ多くの情報が詰まっていますが、その患者さんが一番つらいことは何かということは、医師がしっかり対面で聞くという姿勢は大切です。そのため、当院では、WEB問診導入前後で、診察時間の長さにはそれほどの変化はありませんでした。

一方で、WEB問診を導入したことで、患者さんの言いたいこと・伝えたいことがまず書いてあって、その情報を事前に確認してから患者さんとの対話をはじめられることで、コミュニケーションの質が高くなったと感じます。心配事がある患者さんは、WEB問診のフリーコメントにもしっかり書いてくれるので、そういった情報も患者さんの悩みを知る上で、医師にとってはとても有り難い情報だなと感じます。WEB問診を導入した方が、診察時間内の対話の密度は高くなった、というのが当院での実感です。

※本ページに掲載している情報はすべて取材当時のものです。変更等が発生している場合がございますので最新情報はご確認ください。

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