2019.05.07
ユーザの声
患者に向き合う時間を確保するためにWEB問診を導入
2016年に名古屋市緑区で開業された相川みんなの診療所様。消化器疾患と糖尿病を中心とした慢性疾患を中心に診療されています。WEB問診はリリース初期の段階でご興味をお持ちいただき、まだ内科での導入事例も少ない時からご利用いただいています。
今回、導入して数ヶ月間ご利用いただいてみて、内科でのWEB問診の活用法やメリットについてお話をお伺いしました。
定期的に通院される患者様ときちんと向き合うためにWEB問診を導入
どのように運用されていますか
予約システムと連携して、予約が完了したらWEB問診の案内が出るようにしています。あとは窓口に直接いらっしゃる方にはスマホで入れてもらえるようご案内したり、高齢者の方にはスタッフがタブレットを持っていき、内容をお聞きしながら入力して差し上げたりもしています。
スタッフにも可能な限りWEB問診でとってもらって、とお願いしているので初診の患者さんだと6〜7割くらいはWEB問診を入力してくださっているように感じます。
WEB問診を導入した目的を教えていただけますか
当院は、糖尿病などの慢性疾患の定期通院の方も多くいらっしゃいます。でも患者さんとしてはそういった定期通院の方だけではなく、風邪をひいたりお腹が痛いなどの急性疾患の方もいらっしゃいます。例えば、インフルエンザが流行したときのように患者さんが一時的に増えると定期通院の方をお待たせしてしまったり、時間を確保することが難しくなったりします。なるべく定期通院の方にご迷惑をおかけしないように、初診や急性疾患の方の診察を効率化することを狙ってWEB問診の導入に踏み切りました。
WEB問診導入前はどんな流れで紙問診をカルテに記載していましたか
紙問診の場合は、主に診察室で見て話を聞きながらカルテに入力しています。クラークもいるのでクラークに入力してもらっています。WEB問診を入力してもらえると患者の症状・訴えの部分はカルテに記載済みなので、その下の部分から記載していけば良い、というイメージですね。その分診察室の中での業務は非常にスムーズになります。
実際にWEB問診を導入してみて診療は何か変わりましたか
当院の場合は診療時間の短縮よりも、診察時間は同じでも診療の質を上げることを目指しています。WEB問診によって疾患に直接関係のないようなこと(過去の病歴や通院歴等)を診察室で聞かなくて済むようになります。患者さん自身も、「今起きている問題(症状)」に集中して話をすることができるのが良いですよね。効率化できる分、患者さん一人ひとりの固有の問題に、より向き合うことができると感じています。
無理をさせないことがポイント
WEB問診をうまく活用するための工夫などはありますか?
無理強いさせないことではないかと思います。私としてはできる限りWEB問診で入れてもらったほうが効率的ですが、紙が良いという方には無理にお願いはしていません。またWEB問診導入前からの定期通院の患者さんにとっては今までと違うことをお願いすること自体が負担になるので、今まで通りで良いとスタッフにも伝えています。
でも、おかげさまでホームページを見ていらっしゃる患者さんも徐々に増えてきて、そのような方はWEB問診も抵抗なく使っていただけてます。少しずつ浸透していけば窓口でのご案内の負担も減ってくるのではないかなと思っています。
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