2025.08.26

活用事例

採用依存からの脱却—無人受付による医療事務「採用コスト」削減効果

ご利用サービス
テーマ

クリニックの採用活動には、人材紹介会社への手数料や求人広告費、面接・研修にかかる時間と労力など、さまざまな採用コストが発生します。
とくに医療事務は、女性比率が高くライフステージの変化による退職が一定数あることや、繁忙期・欠員対応によるスポット採用が多いことから、採用コストが継続的に発生しやすい職種です。

本記事では、医療事務の採用コストの実態とその背景を整理し、無人受付ソリューションの導入によるコスト削減効果について解説します。

1.医療事務の採用コストの実態

医療事務の採用には、どのようなコストが発生しているのでしょうか。

-金銭的な採用コスト

医療事務の採用には、人材紹介手数料や求人広告費といった外部コストに加え、面接や研修にかかる内部コストも発生します。

採用コストというと、広告費や紹介手数料といった外部コストに目が向きがちですが、実際には、面接や研修などの内部コストも無視できません

医療事務の採用コストを正しく把握するには、広告費用だけでなく内部コストも含めて考えることが重要です。代表的な採用手段ごとの外部コストと内部コストのバランスを整理すると次のようになります。

「即戦力を早く確保したい」場合は、人材紹介会社が適していますが、外部コストが高額になります。
一方で、求人媒体やハローワークは、外部コストを抑えられるものの、内部コストが膨らみ採用までに時間を要します。

採用の目的や求める人材の条件によって適切な手段は異なりますが、外部・内部の両コストを合算すると医療事務1人あたりの採用コストはおよそ100万円前後になることが想定されます。

-労務・精神的コスト

採用活動には、金銭的なコストだけでなく、以下のような「労務・精神的コスト」も伴います。
特に小規模体制のクリニックでは、人事専任者がいないことも多く、限られたスタッフや院長自身が対応せざるを得ないため、その負担は一層大きくなります。

  • 採用工数:面接や書類選考、新人研修などでスタッフや院長の時間を拘束
  • 人事労務のストレス:採用した人材が早期に退職するリスク、求人活動の長期化によるストレス
  • 院長の兼務負担:多くのクリニックで院長が診療と経営を兼務。採用活動に時間を割くこと自体が大きな負担

こうした採用コストは、直接的な金銭コストのように数値化しづらいため見過ごされがちですが、採用が長期化するほど影響が蓄積し、経営に与える負担は無視できないものになります。

2.医療事務の採用コストが繰り返し発生する理由

悩むクリニックスタッフ

採用コストは、一度きりの支出ではなく、退職や欠員補充、繁忙期対応などにより繰り返し発生します。

とくに医療事務は、女性比率が高くライフステージの変化による退職が一定数あるうえ、急な欠員対応でのスポット採用も多く、他職種に比べて採用頻度が高い職種といえます。

さらに、採用後の早期離職や、応募者が集まりにくいことによる採用長期化も重なり、結果として採用コストの累積額は大きくなります。

①勤続年数が短く離職リスクが高い

医療事務の離職率の統計データは確認できませんが、医療事務を含む「その他一般事務従事者」の平均勤続年数は9.6年であり、他業界の事務職と比べてやや短い傾向にあります。
(参考:【2025年版】深刻化する医療業界の人手不足 -データでみる現状と対策

勤続年数の短さは、クリニックにおいて 「採用 → 退職 → 再採用」のサイクルが繰り返し発生しやすいことを意味します。

②人材確保が難しい(有効求人倍率2.0倍)

職業情報提供サイト(job tag)」で提供されているデータによると、医療事務の有効求人倍率は、2.0倍(2023年度)です。無資格で応募可能な人気職種でありながら人材確保が難しい状況がうかがえます。
その背景には以下の要因が挙げられます。

  • クリニックの多さ:全国に多数存在し、常時求人が発生しやすい
  • 業務範囲の広さ:会計、レセプト、接遇など多岐にわたり即戦力人材は少ない
  • 精神的負荷:クレーム対応やマルチタスクによる離職が起こりやすい

こうした要因が重なり、医療事務は「応募者は多いが条件に合う人材は少ない」という構造的課題を抱えており、結果として採用コストが繰り返し発生・累積しやすい職種となっています。

3.無人受付ソリューションによる採用コスト削減効果

資料をみて考える医師

本章では、無人受付ソリューションによる、医療事務の採用コストの削減効果をみていきます。

患者数が1日に50人規模のクリニックの場合は、無人受付ソリューションによって削減できる受付業務の対応工数は、720時間です。これは、医療事務パートスタッフ0.5~1.5人分の年間勤務時間に相当します。
(参考:クリニック経営を圧迫する人件費 - データで示す無人受付による医療事務の省力化と収益メリット

導入にあたり初年度こそ初期費用がかかりますが、繰り返し発生する採用コストや離職リスクによる損失を回避できる点で、経営的なインパクトは非常に大きいといえます。

特に、毎年繁忙期にパートスタッフをスポット採用しているクリニックや、開業時に医療事務の採用を検討しているケースでは、一人当たり100~150万円規模の採用コストが不要になるだけでも大きな効果があります。

さらに、その後の人件費まで考慮すれば、削減インパクトは一層大きくなります。

4.少人数体制でも安定した運営を可能に

医療事務の採用に、およそ100万円前後の採用コストが発生します。
さらに、採用した人材が早期に離職すれば、金銭的コストだけでなく、面接や研修に投じた労務的・精神的な負担も失われ、再び同じサイクルを繰り返すリスクがあります。

これまでは「採用を成功させる」「定着率を高める」といった改善が中心でしたが、今後は採用そのものを減らす、採用を前提としない少人数でまわる仕組みを整えることも、クリニック経営における重要な選択肢となります。

レイヤードでは、無人受付ソリューションをはじめ、クリニックの業務効率化を支援する複数のプロダクトを提供しています。

  • 無人受付ソリューション(2025年7月新登場。リリース記念キャンペーン実施中)
  • WEB問診Symview
  • クリニック予約システムWakumy
  • 患者管理システムKakarite
  • 電話自動応答システムIver
  • クリニック動画サービスMedicasta

気になる製品は、下記「資料請求」より、複数まとめて資料請求が可能です。
無人受付ソリューションのサービスサイトへ遷移しますが、ダウンロードフォームからご希望の製品をご選択ください。個別のご相談・デモをご希望の場合も、お気軽にお問い合わせください。

こちらの活用事例で
紹介したプロダクト

最新記事