2024.06.28
活用事例
医療経営の安定化には患者との関係性が重要
PRM(患者管理システム)Kakariteによる個別フォローで
通い続けたいクリニックへ
これからの医療経営の環境は、外来患者の減少が厚生労働省によって試算されたり、診療単価が減少傾向であったりと、厳しさが増していくことが予想されています。
収益安定化のためには新患獲得はもちろん、既存患者のリピート率向上・離脱管理の取り組みも非常に重要になってきております。
そこで今回は、既存患者の離脱状況を管理する、患者管理システムKakariteをご紹介します。
医療経営の安定化には既存患者のリピート・離脱管理が重要
2024年の診療報酬改定がマイナス改定だったと言われているように、診療単価が減少傾向にあり、これから先は医療経営のリスクが増していくことが予測されます。
早期に対策を検討し、仕組みを構築しておくことが大切です。
これからの医療経営は、新患獲得だけに頼るのではなく、リピート・離脱管理に対しての取組が重要になってきます。
集患に力を入れて患者数が増えても、継続して通院してくれなければ全体の患者総数は減少してしまい、経営的な効果が薄まってしまうことになるためです。
継続通院していただくために重要なのは患者の来院への心理的障壁を作らないことです。
予約していたのに行かなかった患者や、症状がないので薬をやめてしまった患者は自分から同じ医療機関に通いなおすことに心理的障壁が発生します。
そのような場合でも、医療機関からのフォローアップがあれば再来院につながる可能性があります。
医療分野専用の患者管理システム ≪PRM≫ で個別最適化されたフォローアップを
フォローアップをするためには受診状況の管理が必要ですが、膨大な人数の管理は人力だけでは限界があります。
そのため、管理手段として医療業界以外ではCRM(顧客管理システム)が用いられています。
CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と言います。
顧客との関係性を管理し、一元的に把握することで顧客へのコンタクトを実施し、契約を獲得したり継続的な利用を促進したりしています。
CRMを医療業界へ応用したものがPRM(患者管理システム)です。患者情報を一元化し、レセプトの情報から離脱患者を特定します。
※PRM=「Patient Relationship Management」の略
離脱患者それぞれの受診状況にあわせ、個別最適化されたフォローアップを実施します。
個別フォローアップを電話やはがきで実施するのはコストが大きいですが、PRM(患者管理システム)を利用すれば簡単に一覧化〜個別フォローアップのメッセージ配信が実施できます。
個別最適化されたフォローアップを実施するためには、メールなどの連絡先の収集と患者情報の把握が肝となります。
PRM(患者管理システム)Kakariteはレセプト登録だけで離脱患者を一覧化 メール・SMS・LINEでのフォローを実現
PRM(患者管理システム)Kakariteは、レセプトデータをアップロードするだけで患者データベースを構築し、患者の状況に応じて個別最適化されたフォローができる患者管理システムです。
レセプトの情報とWEB問診Symviewの問診情報および連絡先情報を突合し、患者データベースを生成、そのデータベースを元にフォローアップのメッセージ配信が可能です。
ワンクリックで離脱予備群患者を一覧化し、配信対象の患者を選択、送信ボタンを押すだけの簡単な操作で、手間なく個別フォローアップを実現できます。
さらに便利に使える機能
- 患者グループごとに離脱予備群の患者を一覧化
あらかじめ設定した患者グループごとに、離脱予備群の患者を一覧化します。疾患などの患者状況に応じて離脱対象期間をカスタマイズできます。
例えばリフィル処方がよく利用される疾患群には、離脱予備群期間を長めに設定するなどといった設定です。
- メッセージ配信のツール(メール・SMS・LINE)を患者ごとに選択
メッセージ配信はメール・SMS・LINEを選択でき、患者ごとに確認しやすい連絡ツールで送付することができます。
基本はメール送付だけれども、高齢者に対してはSMSで送付、といった使い分けが可能です。
- 患者属性に応じたメッセージ配信で新規相談の掘り起こしも
特定の病名や診療行為、また、WEB問診データも組み合わせて患者を絞り込み、対象患者にのみメッセージ配信することができます。
定期検査や花粉症等の季節的な案内、新しい検査や治療の案内など、継続的なフォローアップにより患者からの信頼感を作り、新規相談の掘り起こしを目指します。
今回は、PRM(患者管理システム)「カカリテ」をご紹介しました。
レセプト登録をするだけで患者データベースを構築し、個別最適化されたフォローアップを実施することができます。
また、PRM(患者管理システム)「カカリテ」は、Symview電子同意書と併用することで、生活習慣病管理の効率化が図れます。
生活習慣病管理料の算定に必要な療養計画書の管理をサポートします。
前回計画書を作成してから4ヵ月経過した患者を一覧化し、計画書の記入依頼のメッセージを送付することができます。