2023.07.05
活用事例
トラブルへの備えとペーパーレス化を両立
美容医療でのSymview電子同意書活用事例
患者のニーズ拡大に伴い、美容医療を開始する医療機関が増えてきているようです。
美容医療の施術では、費用が高額になることが多い上に患者側の期待値も高まりやすいため、施術自体に問題がなくても、トラブルや訴訟に発展してしまうケースが少なくありません。
また、美容医療では施術メニューが多くなり、それに合わせて複数の紙の同意書が必要になります。
そのため、膨大な紙の同意書を管理することに多くの工数がかかってしまうケースもあります。
そこで今回は、美容医療での安全な同意取得とペーパーレス化につながる、Symview電子同意書の活用事例をご紹介します。
増加するトラブルへの備えには十分な説明と証跡が重要
政府広報サイト(※)によると、消費生活センターに寄せられる美容医療の相談件数は増えています。例年では2,000件程度の推移でしたが、2021年は2,700件を超えています。
訴訟等のトラブルを避けるためには、医療機関が治療内容やリスクを十分に説明し、患者にきちんと納得してもらうことが重要です。
そして、万が一のトラブルへの備えとして、医療者側が十分に説明を行ったことや、患者が同意したことを証跡として残すことが大切です。
この「十分な説明」と「証跡の保管」を効率的に行うには、シムビュー電子同意書が活用できます。
シムビュー電子同意書は、WEB問診の機能を活用して、同意書の電子サインを取得・管理できるサービスです。
施術の説明や同意事項を、来院前に患者に確認してもらえるという特徴があります。
患者に自宅で施術内容や同意事項を確認してもらった上で、来院後に医療者側から補足説明をして疑問点を解消できるため、説明の効率化と患者の納得度向上につながります。
また、説明項目ごとに、患者が同意したこと、医師やスタッフが補足説明を行ったことが証跡として保存できるようになっています。
運用フローは弁護士監修のもと設計されているため、万が一の際の証跡としての有用性を保持しています。
(※出典:政府広報オンライン)
同意書のペーパーレス化で業務効率化
美容医療においては、患者の悩みにあわせて様々な治療内容を提供するため、施術メニューは多岐にわたります。
しかし、多くの施術メニューを用意すると、同時に同意書の種類も増えてしまい、院内での同意書管理が負担になります。
シムビュー電子同意書は、記入済みの同意書を5年間サーバー上に自動保存するので、院内で保管・管理する手間を削減できます。
紙の同意書のように、スタッフがスキャンしたり、ファイリングしたりする必要もなくなり、業務効率化につながります。
もちろん、複数の同意書を作成できるので、自院の施術メニューごとに同意書を用意し、運用することも可能です。
美容医療でのSymview電子同意書の運用フロー
シムビュー電子同意書の、美容医療における運用フローの例をご紹介します。
主な運用フローは、患者が来院前に受けたいメニューを決めているケースと、来院後に診察を経てメニューを決めるケースの2パターンに分けられます。
<パターン1>患者が来院前に受けたいメニューを決めているケース(例:脱毛)
- 予約システム上で施術メニューを選択し、予約
- 来院前にシムビュー電子同意書で施術内容や同意事項を確認
- 来院後、不明点を中心に補足説明
- シムビュー電子同意書にサイン
- 施術
<パターン2>:来院後に診察を経てメニューを決めるケース(例:シミ取りレーザー)
- 来院
- 診察、施術メニューの決定
- シムビュー電子同意書を確認(※別日に施術する場合は、自宅で同意書を確認)
- 不明点を中心に補足説明
- シムビュー電子同意書にサイン
- 施術
パターン2のように院内で電子同意書を確認してもらう場合、同意書の数が多くなると患者への案内が負担になってしまうことがあります。
導入施設の亀戸シンシアクリニック様では、施術メニューごとの同意書へアクセスできるQRコードを用意することで、スムーズな案内を実現されています。
実際のフロー等の詳細は亀戸シンシアクリニック様の導入事例にてご確認くださいませ。
今回は、美容医療でのシムビュー電子同意書の活用事例をご紹介しました。
シムビュー電子同意書を活用すれば、患者の治療・リスクへの理解を深めて訴訟リスクを低減しながら、万が一のトラブルや訴訟にも備えることができます。
また、同意書業務の課題である文書管理の手間が減り、業務効率化につながります。
美容医療を提供されているクリニック様で、同意書の運用についてお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
併せて、シムビュー電子同意書サービスサイトもぜひご覧ください。