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PRMシステム「Kakarite[カカリテ]」β版リリース
かかりつけ医機能強化で今後注⽬されるPRMシステム。株式会社レイヤードが医療機関でテストユースを開始。
株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー、本社:福岡市博多区、代表取締役社⻑:毛塚牧人)は、 PRM=Patient Relationship Management(患者関係性管理)システムを新たに開発し、医療現場でのテストユースを開始します。PRMにより患者情報を積極的に収集して⼀元管理することで、患者との関係性を強化=かかりつけ医機能強化に貢献してまいります。
PRMとは
PRMとは、Patient Relationship Management(患者関係性管理)システムを意味します。一般企業で利用されるマーケティングツールCRMに近いイメージで、問診データ、レセプトデータ、処方データといった患者情報を一元管理し、患者一人ひとりに最適化された情報提供を行います。受診以外に、適切なタイミングで患者と接点をもつことにより、かかりつけ医の関係性を強化し、慢性疾患の治療離脱防⽌に貢献するシステムです。
PRMの機能
- 患者データの収集:電⼦カルテや問診、レセプトから患者情報を⼀元的に集約します。
- 患者セグメント管理:患者を疾患や要望に応じて⾃動的にセグメント化します。
- コンタクト管理:患者フォローアップや経過観察をアルゴリズムに沿って半⾃動化します。
PRMが注目される背景
6⽉7⽇に閣議決定された「経済財政運営と改⾰の基本⽅針2022」(以下、⾻太の⽅針)では、医療・介護分野において 、DXおよびかかりつけ医機能を発揮するための制度整備が明記されました。⾻太の⽅針で⽰されたことでもわかるとおり、コロナ禍を経て、医療分野におけるDX化は急速に進み、また、発熱外来やワクチン接種で⽣活者がかかりつけ医をもつことの重要性について再認識されたといえます。
⼀⽅で、2022年4⽉の診療報酬改定ではリフィル処⽅が導⼊されたことにより、⼀定期間、受診をしなくとも処⽅薬を受け取れるようになりました。これにより診察の機会が減ることから、医療者と患者の接点が希薄になるリスクもあります。かかりつけ医機能を強化していくためには、診察以外に医療者と患者が接点をもてる機会をつくっていくことが求められます。
⽇本医師会は、かかりつけ医とは健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専⾨の医療機関を紹介してくれる⾝近にいて頼りになる医師としています。諸外国とは異なり、⽇本のかかりつけ医は制度的というよりは精神的な拠り所になるという側⾯が強いといえます。だからこそ、医療者と患者が定期的に接点をもつこと、さらに、患者ごとに最適化されたコミュニケーションをとることが重要になってきます。
この接点をつくり、患者情報の集約・⼀元管理により、患者⼀⼈ひとりに寄り添ったケアに役⽴つのがPRM=Patient Re lationship Management(患者関係性管理)システムです。
株式会社レイヤードが提供するPRMシステムとは
当社が企画・開発をするPRMシステム「Kakarite[カカリテ]」は、WEB問診で収集した詳細な患者情報とレセプトデータによる病名や処⽅情報を突合し管理します。その情報をもとに患者セグメントを⾏い、適切なタイミングで医療者から患者のフォローアップ、また、患者からの経過観察の情報を得ることができます。
1)患者のデータを網羅的に把握
電⼦カルテで確認できる患者の診察情報は診察単位ですが、カカリテでは各カルテにまたがる患者情報を統合し、⼀連のタイムラインで患者情報を網羅的に把握することが可能です。それぞれの患者とのコミュニケーション履歴などもタイムライン上で把握できます。
2)患者のセグメンテーション・⾃動メンテナンス
患者ごとに適切に管理するためには、疾患や来院頻度、処⽅などに応じた患者のセグメンテーションが重要となります。 カカリテでは、レセプトデータ、処⽅データ、問診データを組み合わせることでセグメンテーションが可能になります。 また、毎⽉⾃動的にメンテナンスをすることで、最新の状態で管理することが可能です。
3)患者とのコミュニケーションを設計・管理
患者セグメントを疾患や処⽅状況に即して設定することにより、セグメントごとにメッセージ配信プランの設計をすることが可能です。通常であれば⼿間がかかる患者に応じたフォローアップなどもシステム上で半⾃動的に⾏うことが可能となり、患者ごとに個別化したコミュニケーションをとることができます。
※2023年リリース予定
▼PRM「Kakarite」サービスサイト
患者・医療者それぞれのメリット
PRMシステム/カカリテに期待される最⼤のメリットは、慢性疾患治療の継続です。
■患者のメリット
悪化や進⾏のリスクを考えれば、当然、治療は継続したいものですが、⽇常⽣活の忙しさやついうっかり忘れてしまったという理由で、通院をやめてしまうことは少なくありません。特に、⾃覚症状が乏しい⾼⾎圧や糖尿病に代表されるような⽣活習慣病であればなおさらです。カカリテは、適切なタイミングでフォローアップのメッセージを送るため、患者の治療離脱を防⽌します。
■医療者のメリット
⼀度、通院をやめてしまうと患者の⼼理としては再び来院しにくくなるものです。しかしかかりつけの患者⼀⼈ひとりの状況をすべて把握して個別に電話等で連絡をするのは、医療現場の⼈材不⾜を考えれば困難です。カカリテは、来院間隔に応じて⾃動的にアプローチすべき患者を抽出し、フォローアップをすることができます。
会社概要
株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー)
2022年7⽉1⽇、株式会社メディアコンテンツファクトリーは株式会社レイヤードに社名を変更いたしました。
株式会社レイヤードは⼈に寄り添うテクノロジーで医療インターフェイスを研究・実装し、共創する医療をつくる会社です。医療をもっと、わかりやすくするため、医療者と⽣活者の間でこれからの「かかりつけ医」のためのSaaSプロダクト、Kakarite/Symview/Iver/Sairai/Medicastar/Wehubを展開します。
代表:毛塚牧人
設立:1998年7月
事業:クラウドサービス事業・プロフェッショナルサービス事業・メディア事業
拠点:
本社 福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5F
東京 東京都港区芝公園2-2-22 芝公園ビル7F
⼤阪 ⼤阪市淀川区⻄中島4-11-21 新⼤阪コパービル6F 603号室
名古屋 名古屋市中村区名駅3丁目28-12 大名古屋ビルヂング11階
URL: https://layered.inc
本件に関するお問合わせ・取材のお申込み
株式会社レイヤード
マーケティング本部 担当:伊藤愛
contact@layered.inc / 03-5402-6905