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広島県の陽性者登録センターでHER-SYS連携機能を搭載したWEB問診SymViewを導入・運用開始
自己検査による陽性者登録情報を安全に収集・管理し、医療従事者の負担軽減へ
株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー、本社:福岡市博多区、代表取締役社長:毛塚牧人)が提供するWEB問診SymView(以下、シムビュー)が広島県の陽性者登録センターに採用され、本格稼働を開始しましたので、お知らせいたします。シムビューは、医療機関等が厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠して利用できるWEB問診システムとして、全国1,000施設以上の医科診療所に導入されています。また、新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理システム「HER-SYS」との連携機能を搭載しており、陽性者登録センターに登録された陽性者情報を一括でHER-SYSに取り込むことができます。これにより、発生届に必要な医療情報の収集を安全に、かつ、HER-SYSへの入力作業を負担なく行えるようになり、医療機関を介さずに新規感染者に迅速な対応が可能となります。
背景
新型コロナウイルス第7波の影響で感染者数が爆発的に増えたことにより、発熱患者の受け皿となった地域の診療所・クリニックの負担は大きく、また医療従事者が感染をしたり、濃厚接触者になったりしたことによる人手不足も重なり、業務が逼迫しました。そのため、広島県では自己検査により陽性となった人がWEB上で情報を登録する「陽性者登録センター」を開設しました。陽性となった人がWEB上で情報を登録できる仕組みとして、クラウド型のWEB問診「シムビュー」を導入しました。シムビューに登録された情報をセンターの医師が確認し判断することで、医療機関を受診せずに陽性の判断、発生届が可能となり、医療機関の業務負担軽減につながりました。
広島県 陽性者登録センターでのSymViewの運用
陽性者登録センター(以下、センター)では、以下の手順、および図のとおり、シムビューを運用しています。
① (本人)広島県の無料検査などで自己検査をする。
② (本人)検査結果が陽性となった場合、シムビューを利用してセンターに登録申請を行う。
③ (センター)入力内容を確認して医師がオンライン診断を行う。医師の所見をシムビューで入力する。
本人および医師が入力した情報をシムビューからダウンロードしてHER-SYSに一括登録=発生届を提出。
④ (本人)発生届提出後、My HER-SYSのログイン情報がSMSで届くので、健康状況を入力する。
⑤ (担当保健所)健康観察を行う。
SymViewを導入するメリット
シムビューは、医療機関等が厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠して利用できるWEB問診システムとして、全国1,000施設以上の医科診療所で導入されています。医療現場の業務効率化や感染対策に最適化して設計されたシステムであるため、一般的なWEBフォームとは以下の違いがあります。
- 取り扱いに細心の注意を払うべき、コロナ陽性者の検査結果等の医療情報を厚生労働省のガイドラインに準拠して安全に収集できる。
- 陽性者登録センターの医師がオンライン診断するために必要な情報を収集できる。(問診ができる)
- 年齢や基礎疾患の有無、BMIなどの条件で、対象外となる人は登録申請を制限できる。
- 登録された郵便番号で担当保健所を自動で割り当てる。(HER-SYSの入力に必要となる)
- 医師側の所見はワンタッチで選択する仕様で、選択した内容はシムビューがHER-SYS登録形式に自動で変換するため、医師の入力の手間を最小限にできる。
実績・稼働状況
8月26日の陽性者登録センター開設に伴い、シムビューの利用が開始されました。
なお、9月26日より全国一律で感染者数の全数把握の見直しが開始されましたが、広島県では陽性者を確実に把握し、速やかに支援を提供するため、陽性者登録センターはこれまで通りの体制で引き続き開設されます。
広島県健康福祉局 新型コロナウイルス感染症対策担当 妹尾克佳主査より
新型コロナウイルス感染症に係る第7波により、全国的に医療機関の逼迫が生じ、広島県においても診療・検査医療機関への受診の集中を緩和し、迅速な陽性判定ができるよう陽性者登録センターが開設されました。センターでは、WEB問診(個人情報)等の入力システム「SymView」を導入し、自己検査等により陽性と判断した方について、オンラインで申請を受け付け陽性者登録センターとして登録するものです。「SymView」は比較的簡単に入力ができ、対象者の方を素早く識別でき、混乱することなくスムーズに登録できるシステムであります。今後もこの「SymView」を活用し、カスタマイズしながら、他の事業にも活用できると認識しております。
株式会社レイヤード 代表取締役社長 毛塚牧人より
新型コロナウイルス第7波の影響により、発熱外来に対応する医療現場はこれまでにないほど逼迫し、さらに医療者自身が感染や濃厚接触者となり、やむを得ず休診するクリニック・診療所が全国的に増えていることを耳にし、心苦しい思いがありました。医療提供体制が危機的な状況にある中、医療現場のリソースを重症化リスクの高い患者や一般医療を必要とする方に集約するために、陽性者登録センターを設置された広島県の取組みに心より賛同いたします。また、弊社WEB問診システム「シムビュー」が微力ながらもお力添えできることを大変光栄に思います。今後も、持続可能な医療提供体制の構築に貢献できるよう、努めてまいります。
WEB問診『SymView』
医学知識が豊富な医師や看護師にしかできなかった高度な予備問診を簡易に実現する、クラウド型WEB問診システム。患者自身のスマホで来院前に問診入力することで、事前トリアージによる感染対策、および、電子カルテとの連携などによる業務効率化が可能になり、持続可能な医療の実現に貢献します。医療機関等が厚⽣労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠し、病歴などの要配慮個⼈情報や医療情報を安全に収集・管理出来るようにシステムをご提供しています。
全国1,000施設以上の医科診療所、地方自治体、医師会に採用され、直近3ヶ月間の問診入力数は累計およそ183万件にのぼります。(2022年6月1日〜8月31日の3ヶ月間)2020年度にはWEB問診で初となるグッドデザイン賞を受賞。2022年には主訴に紐づく質問の出現条件の技術で特許を取得。(特許第7072817号)
▼サービスサイト
https://www.media-cf.co.jp/service/symview/
株式会社レイヤード
2022年7月1日、株式会社メディアコンテンツファクトリーより社名変更
株式会社レイヤードは人に寄り添うテクノロジーで医療インターフェイスを研究・実装し、共創する医療をつくる会社です。医療をもっと、わかりやすくするため、医療者と生活者の間でこれからの「かかりつけ医」のためのSaaSプロダクト、Kakarite/Symview/Iver/Sairai/Medicastar/Wehubを展開します。
代表:毛塚牧人
設立:1998年7月
事業:クラウドサービス事業・プロフェッショナルサービス事業・メディア事業
拠点:
本社 福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5F
東京 東京都港区芝公園2-2-22 芝公園ビル7F
大阪 大阪市淀川区⻄中島4-11-21 新大阪コパービル6F 603
名古屋 名古屋市中村区名駅3丁目28-12 大名古屋ビルヂング11階
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