WEB戦略は、新規患者獲得から患者の定着までの行動プロセスを理解し、プロセスごとに施策を考えることが大切です。
かかりつけ患者になるまでの
WEB上のプロセス
プロセスごとの
WEBマーケティング施策
WEB戦略はトータルで考える
WEB戦略は、ホームページをつくることだけではなく、目標設定からホームページづくり、
効果測定、改善までの一連を考える、PDCAを回していくことが求められます。
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WEB戦略の目標・目的の設定
WEB戦略の根幹となる目標や目的を設定します。
インターネット検索からホームページを見て受診した新規患者数を目標と設定することがわかりやすいです。 -
ターゲット設定
貴院が求める患者層をターゲットとして設定します。
どんな治療・検査に力を入れていくのかというところから考えていきます。 -
競合と差別化できるポイントの設計
近隣の競合クリニックと比較された際に差別化できること、貴院の強みを洗い出します。
これから強みにしていきたいことを考えることも1つの手です。 -
ホームページの設計・制作
ターゲット設定、競合と差別化できるポイント(貴院の強み)設計をもとに、
ホームページの制作を進めていきます。 -
集客方法の検討
ホームページへのアクセス数を増やすための方法を考えます。
自然検索はすぐには上位に上がらないので、新規開業時にはリスティング等のWEB広告も検討します。 -
効果測定
ホームページのアクセス解析はもちろん、予約システムやWEB問診、オンライン診療など
各システムへの流入を計測し、効果検証を行います。 -
改善
効果測定の結果をもとに、改善施策を考えていきます。ホームページの掲載内容はもちろん、
導線や広告のキーワード等も見直し、メンテナンスしていくことが大切です。
これからの
クリニックホームページのあり方
クリニックのホームページは、予約や問診など受診導線となる各システムへの連携起点となります。
受診までスムーズに導くため、複数の流入経路を確保し、必要な情報をわかりやすくまとめて掲載することが大切です。
ホームページの
アクセスを増やす3つの施策
検索エンジンのアルゴリズムは定期的にアップデートされるため、検索順位に影響が出ることがあります。
自然検索だけに頼るのではなく、複数の流入経路を確保し、見込み患者がアクセスしやすい環境づくりが必要です。
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SEO対策
広告やGoogleマップをのぞいて表示される検索結果(自然検索)で、上位表示を狙うための対策です。
ドメインパワーやホームページのアクセス数などさまざまな要素によって検索エンジンに評価され、評価が高いホームページが上位表示になります。効果が出るまでに時間がかかるため根気よく続けることが大切です。具体的な対策
- ホームページのコンテンツを増やす
- キーワードを定期的に見直す
- アクセス解析をもとにリライトする
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MEO対策
特定の診療圏で集患をするクリニックで重要になるのがエリアマーケティング。近年、Googleはローカル検索やローカルSEOを重視しており、地域名や場所に関連するワードで検索をされると、自然検索の検索結果よりGooleマップの検索結果が上位に表示されます。Googleマップでの表示を最適化させることをMEO対策といいます。
具体的な対策
- Googleビジネスプロフィールを登録内容を充実させる
- 休診情報等を定期的に更新する
- ユーザからのクチコミを増やす
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WEB広告
SEO対策やMEO対策は成果が出るまで時間がかかります。一方、WEB広告は検索結果の見つけやすい位置にホームページを表示させやすくなります。いわば、WEB上の看板です。
様々な種類がありますが、クリニックの場合は特定のキーワードで検索されたときに上位表示させる「リスティング広告」がおすすめです。具体的な対策
- 地域や診療科目等の検索キーワードでリスティング広告を出稿する
- 来院経路の分析、自然検索、ローカル検索の表示順位等を見ながら広告予算を見直す
- 内視鏡検査や健康診断、採用等、特設ページを作成してリスティング広告を出稿する
新規開業時の
ホームページ制作で
意識すべきこと
WEB上の集患がもっとも大切なのが、クリニックご開業のタイミング。
開業準備で忙しい中で、早くすべきことと後からでもいいことを切り分けて
適切にアドバイスをし、貴院の集患戦略に伴走するホームページ制作会社をご選定ください。
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早く公開する
新規開業前後は、チラシ等PR効果で、近隣住民からクリニック名で検索されやすく、集患のチャンスです。しかしホームページは、検索結果に表示されるまで公開後1ヵ月ほどかかる場合もあります。新規集患の機会損失にならないよう、ゆとりをもって公開しましょう。
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流入を増やす
ホームページ公開直後は、自然検索からの流入が見込めず、WEB上の認知が広げられません。リスティング広告やSNS、Googleビジネスプロフィール等、複数の流入経路を利用して、自然検索だけに頼らない、アクセスを増やす(認知向上)取り組みが重要になります。
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公開後に更新
ホームページは、ページ数が増えれば増えるほどWEB上での露出が増えて、アクセス数アップ、そして集患につながります。疾患についてのページ追加制作やお知らせ更新、コンテンツ改善など、公開後の更新によって集患効果の高いホームページへと育てていきましょう。